飯村博の仕事場

Invitation to H. Iimura's Laboratory

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飯村博: 1950年生、1974年より埼玉県立高等学校英語科教諭、2007年同退職、美術団体公募展一期会委員

 巻頭 炎天下の学校行事に出かけた小学校1年生死亡。親の気持ちを想像するのも辛い。行事を上の判断でやめさせられなかったか。また、引率の教員に中止を言い出す判断力はなかったのか。残念ながら、どちらも無理だろう。学校には行事のための時間に余裕がない。削減を免れて生き残った行事ならば行う。昔のように校長・教頭に噛みつくヒラ教員は少なくなった。権限の強くなった管理職には、詰まるところ相談相手がいない。不測の事態が生じてから責任問題が残る仕組みになっている。水害による死者200人以上。暑さに耐えかねた人これまで約百人。学校を叩く前に、社会が新しい考え方を求めていると思えてならない。(2018.07.18)